無事告げる黄色ハンカチ 普及目指し400枚掲示
「黄色いハンカチ」を使って災害時の効率的な安否確認に役立てようと、愛媛県松山市の星岡地区で12日、住民がメッセージなどを記したハンカチ約400枚を小野川沿いに掲げ、取り組みをPRした。
地区の有志約40人でつくる星岡おやじの会(大原洋一代表)が「笑顔を運ぶ黄色いハンカチプロジェクト」と題して初めて取り組んだ。東日本大震災の被災地で、黄色いハンカチを玄関先に掲げて無事を示した町内会では安否確認が迅速だった例に倣い、災害に備えようと企画した。
あらかじめ地区の幼稚園児や民生委員にハンカチを配布。被災地へのメッセージや将来の夢などを記入してもらい、星岡3丁目の星岡橋から山崎橋にかけての約150メートルに掲げた。
ハンカチは4月3日まで掲示する予定。13日に星岡町内会である災害時要援護者避難支援訓練で、プロジェクトの趣旨を説明し、周知を図るという。